Location Project主な立地プロジェクト
立地プロジェクト
むつ小川原開発地区には、世界のトップレベルの技術水準を有する施設が多く立地しています。原子燃料サイクル施設、核融合関連施設、量子科学センター、環境科学技術研究所、花卉工場、有機EL関連工場など、最新の科学技術と情報が集まる環境が形成され、そこで開発された技術や情報はいろいろな方面に提供されています。
施設紹介
むつ小川原開発地区は、多様なエネルギー関連施設の集積地となっています。
むつ小川原ウィンドファーム
無限のクリーンエネルギーである「風」を活用したコスモエコパワー(株)の風力発電所です。1,500kW型大型発電機21基を設置したウィンドファームです。2003年1月に運転開始しました。
二又風力開発蓄電池施設(NAS)
二又風力開発(株)の世界初蓄電池併設型の大規模商用風力発電施設です。
風の強弱により出力が変動する風力発電の欠点を補うため、発電した電力は蓄電池(NAS)に蓄え、電力を平準化して送電するシステムです。
上北六ヶ所太陽光発電所
むつ小川原開発地区内で三番目に立地したメガソーラーです。事業主体は未来創電上北六ヶ所(同)(双日(株))。設備容量は51MW、2017年2月に運転開始しました。隣接している展望台からは集積されたエネルギー施設群を眺めることができます。
ユーラス六ヶ所ソーラーパーク
国内最大級のメガソーラーです。事業主体は(同)ユーラス六ヶ所太陽光((株)ユーラスエナジーホールディングス)。約253㏊の敷地(鷹架地区約140㏊、千歳平北地区約113㏊)に太陽光パネル約51万枚、設備容量は115MW、一般家庭3万8千世帯分の年間消費電力を供給できます。2015年10月に運転開始しました。
六ヶ所村ウィンド・ソーラー協調発電所
既設の太陽光発電所「エネワンソーラーパーク六ケ所村」の連系枠の未利用分を有効活用するために、新たに(株)日立パワーソリューションズが開発した太陽光発電協調型風力発電システムを採用し、ENERCON 社製風力発電設備を設置したハイブリッド型再生可能エネルギー発電所です。
これにより、2013 年に太陽光発電用として利用を開始した系統連系枠の未利用枠に、風力発電による電力を送電するため、送電網の増強を行うことなく再エネ電力の拡充を図ることが可能となりました。
むつ小川原国家石油備蓄基地
1985年12月に完成した日本初の国家石油備蓄基地です。高さ24m、内径81.5mのカラフルなタンクが51基並んでいます。約500万klの原油(国内の消費量の約2週間分)が備蓄され、石油天然ガス・金属鉱物資源機構からの委託を受けてむつ小川原石油備蓄(株)が運転、施設管理、安全防災等を行っております。
量子科学技術研究開発機構(QST)
六ヶ所研究所
(国研)量子科学技術研究開発機構(QST)六ヶ所研究所は、ITER(イーター)の支援・補完とITERの次の段階である「原型炉」開発のため、様々な角度から核融合エネルギー研究を行う「幅広いアプローチ(BA)活動」及び日本のブランケット開発の拠点として研究開発を推進しています。
原子燃料サイクル施設
ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターがすでに操業開始し、再処理工場、MOX燃料工場は建設中です。
オフサイトセンター(緊急事態応急対策拠点施設)
2002年2月、原子力の災害対策に備えたオフサイトセンターが整備されました。国、県等地方公共団体と関係者が災害のため万全の態勢を取るための施設で、関係機関の代表者、会議、防災活動、各機関の連絡調整に加え、防災対策の向上を目指す研究・研修が行われます。
花卉工場(あおもり花工房)
アジア最大規模の花卉工場です。幅88m、長さ231mの温室は、温湿度管理や日照コントロールを始め、全自動栽培システムを採用しています。
環境科学技術研究所
1990年12月に設立された(公財)環境科学技術研究所は「原子力と環境とのかかわり」を主要テーマとして研究しています。また、地元産業の振興にも役立つような諸研究を推進中です。
2004年9月には、先端分子生物化学研究センターが完成し、遺伝子・細胞レベルで低線量放射線が生物に及ぼす影響を調査しています。
青森県量子科学センター
量子科学分野の人材育成及び研究開発の推進を行う拠点施設で、2017年10月に開設しました。産学官連携で取組を進め、地域の振興と経済の活性化を目指しています。
(2022年4月1日現在)