Development plan開発計画の概要
開発計画の概要
むつ小川原開発地区は、森林と湖沼を生かした国際的な科学技術とエネルギー拠点であり、21世紀における我が国に残された数少ない大規模産業立地スペースです。
原子燃料サイクル施設、核融合関連施設、量子科学センター、環境科学技術研究所、花卉工場、有機EL関連工場など、世界トップレベルの技術水準を有する施設が多く立地しています。また、最新の科学技術と情報が集まる環境で働く優秀な研究者、技術者は、海外や全国各地から集まっているほか、地元からも多く採用され活躍しています。
新むつ小川原開発基本計画
青森県が策定した「新むつ小川原開発基本計画」が2007年6月22日に閣議口頭了解されました。
国は、むつ小川原開発地区を「我が国のエネルギー、原子力政策上、重要な地域」と位置づけたことから、新基本計画は国家的プロジェクトとして国、県および関係機関が一体となって連携、協力していくことになりました。
当初の基本計画は、石油化学コンビナートの形成をめざした大規模工業基地の建設計画でしたが、新基本計画は、環境、エネルギー、科学技術の研究開発と成長産業等の立地を図る「科学技術創造圏」の形成を目指していく計画であり、2020年代までの基本的指針となっています。
開発地区は、鷹架沼、尾駮沼を取り囲むように約5,180ha(東京の山手線内側とほぼ同じ)になりますが、今後の立地展開は、上図「土地利用想定」のように研究開発機能展開エリア、産業立地展開エリア、生活環境整備エリアの区分に沿って進められることになります。
研究開発機能展開エリア
- 次世代核融合炉の実現に向けた国際研究拠点の整備
- 水素等のクリーンエネルギーの利用などの研究開発
- 大学院大学等の整備など
産業立地展開エリア
- 先端産業等の立地
- 原子燃料サイクル事業の推進と関連産業の立地、エネルギー施設の立地など